中央区を拠点に活動する少年野球クラブチーム「サンダースJBC」が、7月24日の「第26回全国小学生(3・4年生)ティーボール選手権大会」で優勝。初の全国制覇を成し遂げた。
ティーボールは、バッティングティーに載せたボールを打つ野球に似たスポーツ。ベルーナドーム(埼玉県)で行われた同大会には、全国から集まった32チームが出場した。神奈川県大会で2連覇を飾り、県代表として臨んだ同チームは、予選リーグ敗退に終わった昨年のリベンジを果たした。
決勝戦の相手は、堅い守備が持ち味で、野球での全国出場経験もある愛媛県代表の松山NORTHベースボールクラブ。両者譲らず6―6の同点で迎えた最終回、主将の源古龍之将さん(横山小4年)がタイムリー安打を放ち、サヨナラ勝ちを果たした。
チームの「輪」大事に
源古さんをはじめ4年生を中心に、「自ら考えて声を掛け合い、最後まで守り切った」大会だったという。攻撃では、嶋崎勇翔さん(宮上小4年)が大会を通してホームラン4本、木戸瑛志さん(田名北小4年)は5本とチームを引っ張った。「塁に出てる人は全員かえそうという気持ちで打席に立った」と木戸さん。主将の源古さんは「厳しかったけど、自分たちの守備ができた。この経験を生かしながら、もっとチームワークを高めて、これからの試合も全部勝ちたい」と語った。
低学年チームを率いる成井啓明監督は「『チームとしてのプレーを意識して、苦しい時こそ仲間同士で支え合っていこう』と日頃から伝えている。今回結果に結びついたことで、自信にもなったと思う。大会を通して選手たちはさらに成長した」と笑顔を見せた。
同チームは低学年のメンバーを募集中。「初心者歓迎です」。
問い合わせは成井監督【携帯電話】090・1054・5752。