相模原市は8月21日、市立都市公園を含めた841の施設を10月1日から原則として禁煙化することを発表した。望まない受動喫煙の防止や子育て環境の向上を目指すのが目的。県内の自治体では藤沢市・大和市など7市町ですでに禁煙化を実施しているが、政令市では相模原市が初めて。
禁煙化の対象となるのは▽625の市立都市公園▽34の児童遊園▽51の屋外スポーツ施設▽40のふれあい広場▽91の子どもの広場--の合計841の施設。
地域団体などが管理をしているふれあい広場・子どもの広場については、地域との協議が整い次第、順次実施するとしている。ただ、施設管理者が常駐せず、喫煙場所が定期的に管理できない広場は原則として禁煙にする方針。
相模原市は今年4月、「健康づくり推進条例」を施行した。「子どもから高齢者まで全ての市民が生涯にわたりいきいきと暮らし続けられる社会の実現」をめざし、施策に取り組んでいる。今回の公園禁煙化は、少子高齢化が進行する中、「『子育てするなら相模原』として選ばれるまち」をめざす取組の一環。
分煙化する公園も
相模原市では、従来の利用者の状況や施設の規模を勘案し、吸い殻のポイ捨てや火災などのリスクを考慮した上で12の公園・霊園では喫煙場所を設けるとした。
南区内で該当するのは相模台公園、古淵鵜野森公園、相模原麻溝公園、峰山霊園の4つの公園。
罰則なし
相模原市は2012年に「路上喫煙の防止に関する条例」を施行し、道路などの公共の場での喫煙を規制している。橋本駅・相模原駅・相模大野駅の3駅は路上喫煙重点禁止区域に指定され、条例違反者には2000円の罰金が科される。
ただ、今回の公園禁煙化では罰則は盛り込んでいない。
市健康増進課の米多寛之課長は「(罰則がないため)禁煙化しても公園での喫煙がなくならず、ルールが定着しない可能性がある」としながらも、「個人のモラルに任せていたことが、マナーからルールへ一歩進み、『ここで吸ってはいけない』と声をかけられるようになる」と一定の効果を期待している。
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