学園祭シーズンが到来し、区内各高校で文化祭が開催されている。
相模大野にある相模原中等教育学校の文化祭「蒼碧祭」が9月9日と10日に行われた。中高一貫教育である同校では、1年生から6年生まで参加。クラス、部活、委員会、有志による企画は80近くに上り、2日間で1万人が来場するという。
同校前身の相模大野高校時代から続く「伝統」の東京ラーメン、漫才ステージなど、個性豊かな企画が揃う。その一つが生徒会による「勝手に入試解説」。生徒が参加者に過去問を解き方を解説するもので、初の試みだという。
生徒会長の三浦航大さんは「うちの文化祭に来る人は受験生とその保護者も多い。それなら入試解説がいいのでは」と狙いを話す。用意した40席が満席となり、立ち見が出るほど盛況だった。
また、社会貢献に取り組む企画もある。有志の企画「Alex'レモネードスタンド」は、レモネードを販売し、その収益を小児がん治療研究支援などに充てる。有志生徒の企画で今年は45人が参加した。参加した宗安茉結子さん(6年)は「入学前から、文化祭でのこの取り組みを知っていた。少しでも助けになれば」と語る。
県外の高校文化祭へ視察へ行くほど「文化祭好き」という三浦さん。「理想は地域をもっと巻き込むこと。文化祭がもんじぇまつりのような一大イベントになるよう目指したい」と展望を語った。
さがみはら南区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>