公益財団法人相模原市まち・みどり公社の新理事長にこのほど、民間企業出身の橋本真由美さん(74/中央区在住)が就任した。初の女性理事長で、民間から選出されたのも初めてとなる。
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同公社の理事長は今まで、相模原市の元職員か外郭団体出身者だった。新理事長選任について市と話し合いをした際、市から「民間の方を入れたらどうか」との提案があり、市内に本社を構えるブックオフの代表取締役兼COOを務めた経験を持つ、橋本さんに白羽の矢が立った。5年前にブックオフを退社、ここ数年は趣味の三味線やパッチワークなど、自分の時間を過ごすようになっていたという橋本さん。理事長という大役の話に「ゆっくりしようと思っていたので、びっくりしました」と、その瞬間を振り返る。そして、「ブックオフは相模原の企業。地元のために何かお役に立てるなら、とお引き受けしました。この年齢になってこんな話はなかなかいただけない。驚いたと同時に感謝しています」と、再び表舞台に立つ覚悟を決めた。
ブックオフが『はまった』
橋本さんは福井出身。短大卒業後、栄養士として病院に勤務、結婚を機に専業主婦となった。娘の学費を貯めようと41歳の時にブックオフ1号店のオープニングスタッフとしてパート勤務を開始。初めは緊張ばかりだった接客も2週間で慣れ、どんどん仕事に夢中になっていった。「ブックオフで私は変わった。『はまった』んです。職場では『ありがとう』とか『お陰で売上が上がった』とか褒められるんですよ。それがうれしくて」。褒められたことが働く原動力になった。
パートから社長へ
働き始めてまだ数カ月の頃、不振店を任された。どん底だった店舗の回復に成功した一番の理由は「人の力だった」と力を込める。「経営の基本は『人』『モノ』『カネ』と言いますが、私は次に『モチベーション』だと思うんです。スタッフのやる気をどこまで引き出せるか。上から目線にならずパートも店長も一緒に頑張る。皆の気持ちを一つにしたことが成功につながったんだと思います。頑張った人には正しく評価して褒めてあげることも大切です」。その後、店長から社員、役員を経て2006年に社長に就任。パートから社長となった橋本さんは大きな注目を浴びた。
市民の役に立つ働きを
お気に入りの場所は「淵野辺公園。子どもが小さい時はよく一緒に行きました」。緑や庭いじりが好きだという橋本さん。好きな花はコスモスや菜の花。「小松コスモス園で両手いっぱい摘んで帰ったこともありますよ」と目を細める。「30年間頑張って働いてきたから、今回のような機会が巡ってきたと思う。今までの経験を生かし市民の役に立つ働きをしたい」と笑顔で語った。
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