地元の幼稚園給食を手がけるエンゼルフーズ株式会社相模原支店・北神奈川支店(緑区)が、社会貢献の一環として余剰食材を福祉施設に寄付する取り組みを今年の4月から行っている。
同社は、給食を作る過程で余剰となる食材をこれまでやむなく廃棄しており、活用方法を模索していた。そこで相模原市社会福祉協議会の紹介を受け、余剰食材の福祉施設への寄付を開始。
食材の提供を受けている自立援助ホームを運営するNPO法人ベテルス(中央区・土屋淳子理事長)と食料・学習支援を行うNPO法人スカーラ(中央区・土屋和彦理事長)は、「食べ盛りの子どもたちにとって大変ありがたい。子どもたちの成長には栄養豊かな食事が不可欠。温かい支援に心から感謝している」と話した。
寄付開始から半年ほどたち、同店の森田俊博支店長は「余剰食材の廃棄は避けたいので、もらっていただき助かっている。まだ余剰分はあるので、取りに来ていただける福祉施設さんなどいらっしゃれば活用してほしい」と呼び掛けた。