相模台地区の青葉自治会では、2018年から地域猫活動を推進しており、その成果が着実に表れている。
この取り組みは、野良猫による衛生問題や騒音が地域内で懸念されていたことが背景。餌の放置・ばらまきによる不衛生さや、ゴミ捨て場の荒らし、猫によるふん尿の臭い、さかりの声などが問題化。これに対処するために同自治会が動き出した。
活動が始まった当初は、10人による「野良猫対策チーム」が、自治会内の野良猫がどのようなトラブルを起こしているのかを、住民一人ひとりに聞き込み調査。保健所に申請し、地域猫活動として認定を受けた。
野良猫が多いときには、半年間で17匹を捕獲し、不妊・去勢手術を実施。手術を行なった猫には目印として耳先にVカットが施されている。
この手術費用には市から補助があり、そのほか病院への送迎費用や餌代、治療費などについては自治会が負担し、活動を継続している。
餌やトイレ管理
現在では、野良猫の捕獲要請もほとんどなくなり、餌場に現れる手術を施された地域猫は5匹ほどに減少しているという。13人のメンバーが所属し、餌やトイレの設置、定期的なケアを継続。活動時には蛍光緑のジャケットを身に纏い、地域猫の活動であると一目で分かるようにしている。
同自治会長の遠藤和宜さんは、「猫はかつてネズミ取りとして飼われていたが、現在はネズミもいなくなり、猫が苦手な人にとっては邪魔者扱い。猫との共存を目指し今後も活動を続けていく」と話し、地域全体での共生と調和を目指す姿勢を示した。
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