ギオンスで初ゴールとなった岩上(上)、試合後にサポーターにあいさつする瀬沼
サッカーJ3のSC相模原は3月2日、相模原ギオンスタジアムでヴァンラーレ八戸と対戦し、1対0で勝利した。チームは開幕2連勝で勝ち点を6に伸ばした。
ホーム開幕戦となった一戦は、スタジアムに4216人(昨年の開幕戦は3398人)が駆け付けた。試合は、序盤から均衡した展開で互いに攻めあぐねる状況が続く。試合が動いたのは前半30分、前線のFW福井からパスを受けたMF岩上がペナルティーエリアの外から強烈な右足のミドルシュートを放ち、待望の先制点。前半を1―0で折り返すと、後半はゴールを狙う八戸の猛攻をディフェンス陣を中心に体を張ってしのぎきり、ゴールネットを揺らされることなく試合を締めくくった。
試合終了後、選手が観客席を一周すると、サポーターにあいさつ。主将の瀬沼は「変わらぬサポートをありがとう」と感謝し、サポーターと「勝利のファミリア」を歌い喜びを分かち合った。
試合を振り返り戸田和幸監督は、無失点での連勝について「素晴らしい。これ以上ない結果」と喜ぶと、「チームはプレシーズンを含め5試合連続で無失点。こういうこと自体が去年は全くなかったので、それは全員の努力の賜物。勝った上で反省をして次戦に向かう」と意気込んだ。大勢のサポーターの前での勝利については「昨シーズンは勝てない時期が長くストレスや心配をかけたと思う。新しいシーズンでその分をしっかり返していくと強く考えて取り組んでいる。内容でも来てくれた人にワクワクしたり、楽しんでもらえるようにトレーニングを頑張っていく」と話した。
SCの次節は3月9日(土)、AC長野パルセイロとアウェイで対戦する。