総合油圧機器メーカー「カヤバ株式会社」(本社/東京都港区)と、ドライブレコーダーの映像を防犯・防災などに活用するシステムを構築する「株式会社セトラス」(本社/東京都港区)が共同して現在、相模原市内で市民のスマホを活用した道路保全の効率化をめざす実証実験を行っている。期間は3月14日まで。市民、企業、自治体が三位一体となって行政業務の効率化を目指す。
この取組は、新しい事業アイデアの実現化を目的とした相模原市の「Sagamihara Innovation Gate」の一環。この実証実験は、南区麻溝台に工場を持つカヤバが、独自のドライブレコーダーシステムを持つセトラスに呼び掛けて実現した。
両社が提案する道路保全の効率化をめざす仕組みでは市民のスマホを活用。独自のアプリがインストールされたスマホを車に設置し、カメラやセンサーなどの機能によって道路の状況を診断するという。集められたデータは即時、セトラスを経てカヤバに集められ、陥没などの道路状況を分析する。カヤバの事業担当者の高松伸一さんは「ものづくりの会社だが、地元に貢献できる新規事業を探していたところ、よい機会をいただいた」と話す。セトラスの岩井泰章代表取締役は「すでにカヤバの社員数人が実証実験を行い、道路保全業務の効率化に有効であることが期待されている」と実験の意義を話す。
2月29日には多くのデータを収集するため、市役所前で市民に協力を呼び掛けたところ、30人余りの市民から協力を得ることができた。岩井代表取締役は「道路は街の血管で老朽化した状態での放置は大きな事故にもつながり、街の衰退感としても現れる。100人位のデータを集め、より実務化したデータにして市に活用を提案していきたい」と話す。市創業支援・企業誘致推進課の担当者は「道路状況だけでなく、周辺の道路の日常の様子もわかるので、色々な可能性がある」と期待する。
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