7月21日まで開催中のタッチラグビーW杯2024に日本代表として出場している 江本 発(あきら)さん 東大沼在住 41歳
世界で戦う姿を見せたい
○…自身3度目の日本代表。前回までとの違いは、「自分のために出場するのではなく、子どもたちに頑張っている背中を見せたい」と笑顔で話す。在宅勤務しつつ、土日は3人の子どもたちのミニバスに付き添い。そのような中、代表としては練習を重ねる度に、チームとしての成長が目に見えているという。「早く試合がしたい」とW杯にかける思いは熱い。
○…タッチラグビー歴は約20年。もともとはラグビー部員で日体大でも続けた。ただ、怪我をして「痛いのはもう嫌だ」と思っていた時に目にしたのは、「君も日本代表に」というタッチラグビーのポスター。当時、競技人口が少なかったことから、自分もチャンスがあるのではと考えた。アジア大会に出場し、世界と戦えることを実感。2007年と15年のワールドカップ日本代表にも選出された。
○…鳥取県倉吉市出身。大学進学で横浜市、結婚を機に相模原へ。現在は外資系企業の営業職に就いている。寒い時期に行う家族でのキャンプも大切な時間だ。自身もボーイスカウトの経験があることから、アウトドアから学ぶことが多いという。「子どもたちがやりたいと思ったことは、自分たちでやらせています」と父として見守る。
○…大会の目標はメダルを獲得すること。日本代表のチームメイトや各国の代表は、タッチラグビーを通じた昔馴染み。「彼らに出会っていなかった自分が想像できない」と話すほど、大切な仲間だそう。サッカーやラグビー、アメフトのホームタウンチームがある相模原で、タッチラグビーもスポーツをやっている子どもたちの選択肢の一つにしたいという。そのためにも大会を通して「元気と勇気を与えたい」。
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