市内に道場を構える空手道「翔成會」所属の吉満奈桜子さん(大野小2年)が、8月8日に東京都で行われた第24回全日本少年少女空手道選手権大会小学校2年生女子形の部で第3位となった。
全国出場について2回目だが、「びっくりと嬉しい気持ちがあった」と話す。上位入賞に向け、普段の練習より難しい技にチャレンジする必要があった。特に苦労したのが、指定形のバッサイダイの序盤に踏み込む動き。難易度の高い技を繰り返し練習するのは体力的にもきつかったが、それでもできるまで何度も努力したという。吉満さんは練習について「自分はできると信じていた。諦めることはしなかった」と力強く話した。
当日は準決勝まで進んだものの、点数が届かず決勝に進出することができなかった。その悔しさもあったが、3位に決まった時はプレッシャーから解放され、ほっとした気持ちに。本番の様子はYouTubeで配信されていたため、道場の仲間やその家族が視聴していた。中でも「感動して泣いてしまった」という感想が、印象的だという。
3位のご褒美はホラー漫画2冊と生まれて初めて行くというディズニーシーのチケット。吉満さんについて、師範代の大澤恵子さんは「努力の子。なおちゃんにしかない輝きがある」と話す。
これからの目標は大会の大小に関わらず、目の前の大会を1つずつこなしていくこと。将来の夢は「モデルかアイドル。モデルをしながら空手の世界チャンピョン!」。