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人生100年時代 終の住まいを考える 60歳から「30年住むなら」
家を建て築20年以上が経ち、こどもの独立、自身や家族の健康状態、ライフスタイルも変化している。今住む家にあと30、40年間どのように暮らしていくのか―。想像することが次世代につなぐ「家じまい」につながる。
「最近、ご相談を受けているのが『夫婦二人では広すぎる』という内容。売却して駅近くのマンションへ住み替えという手もありますが、建て替えという選択肢もあります」と話すのは翔工務店の中山正太郎社長だ。同社では、区内に60坪の土地と自宅を持つAさんが約半分の土地を同社グループの「翔ハウジング関東開発株式会社」で売却し、その費用を新築資金に充てたという事例がある。庭の手入れ、夫婦2人暮らしには多すぎる部屋数などをコンパクトに、さらに段差解消や使わなくなったモノの断捨離もできる。「最大のメリットは断熱性や気密性、耐震性など『今の』国の新基準に合わせられること。猛暑や地震など近年の自然環境は家を建てた当時とかなり変化しています。『今の家でも住める』から『今後30年暮らす家』を考えてはいかがでしょうか」。
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