認知症高齢者家族の会「友知草(ともしりそう)の会」の会長に就任し、活動に取り組む 徳田 富美子さん 緑区在住
「次のステップにつなぎたい」
○…在宅で認知症の家族を介護している人の拠りどころとして、交流会や相談会の開催、会報の発行などに取り組んでいる。相談会「ほっとタイム」では、介護体験があるメンバーが親身になって相談に応じている。「家族が認知症になると普通の生活もままならなくなる。どこに相談したらよいか辿り着けず調べてもよくわからない。そんな時に話を聞いてくれる場が必要とされる」
○…会は1993年に発足し、これまで地道に活動を続けてきた。自身がこの会に出会ったのは10年ほど前。両親が認知症になり、デイサービスに通っている間に仕事をこなす日々。「仕事に行くことが息抜きになっていた」という生活を続ける中、地域包括支援センターから会を紹介してもらった。「聞いてもらったことでスッキリした。『誰にでもあること』って言われたことが前に進む一歩につながった」
○…生まれは秋田県。父の転勤で幼少期に相模原に移り、以来ずっと住み続けている。「小中学校から過ごしているから、相模原のまちの香りが染みている。横浜線が茶色だった時代から知っているから」と笑う。これまでは何かの長を務めるタイプではなかったというが、「何年も続けてきて自分にできることが何かある。どうせやるなら全体を把握したほうがいい」と今年6月に会長職を引き受けた。
○…相模原市の推計によると、市内の認知症高齢者は25年に4万人近くに達し、40年に5万人を超える。長年活動を続けてきても「この相談会のことを知らない人も多く、周知が課題」と捉えている。「辿り着けない人がいる。そういう人たちを受け入れて、次のステップにつなげたい」。メンバー25人のかじ取り役は今、思いを新たに気を引き締めている。
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