コリドー通りのスターバックスコーヒー相模大野レガロ店が10月4日に閉店した。2001年に開業し、都心では珍しい75席ある間取りで、地域住民の憩いの場として長く愛されてきた。
「駅近店舗に比べると、どちらかというとネクタイをゆるめてリラックスして利用するような店舗。リビングの延長のような空間でした」と振り返るのは同店の林店長。開店朝7時の3分前から並び、新聞片手に決まった席を利用する会社員、ベビーカーと一緒にテラス席で息抜きをする女性、SNSで流行りのカスタマイズをスマホで見せながら注文する学生など、時間帯により利用はさまざまだったという。
林店長は「日常の一部としてご利用いただいていたのかなと感謝しております」と笑顔で語る。
『スタバデビューは8歳だった』『娘がシアトルのスタバで働いている』など、閉店を告知してから注文時にエピソードを語る人が増えたとも。
閉店の日の朝、店前には開店待ちの列ができていたそう。「ここでの思い出を超える体験を未来のどこかで提供させていただければと、スタッフ一同思っています」