受賞について「びっくりした」と話すのは、NPO法人さがみはら子どもの居場所サミット代表理事の佐竹輝子さん。
佐竹さんは8年前から子ども食堂を開いている。活動する中で気がかりだったのは市内で同様の活動団体や企業との横の繋がりがないこと。「互いに協力や連携ができることがあるのでは」と感じていた。
昨年、市社協が主催する「子ども食堂情報交換会」で「ただ集まるだけではなくサミットをやってみませんか」と提案。始めは反応が薄かったが徐々に賛同する仲間も増えていった。佐竹さんには「子どもが喜んでくれたという達成感だけで終わってはいけない。今後の在り方を仲間と考えたい」という思いもある。
初開催したサミットには子ども食堂や学習支援を行う20近くの団体が参加。来場者から「子ども食堂を知らなかった」などの声があり開催の意義を感じたという。佐竹さんは「正解が分からず手探りで始めたが、やって良かった」と話す。
2回目となる今年は、昨年の来場者も委員として参加しているという。佐竹さんは今後の活動について「若い世代にも繋いでいきたい」と強く願っている。
取組概要 地域の子ども食堂や無料学習支援団体の連携強化と子どもたちの居場所づくりを促進するイベントを開催し、県内外への波及効果を目指す。イベントでは子どもの意見を反映した居場所づくりに関する講演や各団体紹介、試食などを行っている。
評価のポイント 子どもの居場所を支援する複数の団体が一つになり、民間のプラットフォームとして仕組みを構築している点や、市内各地に取組の広がりがある点が評価された。「こどもの意見」を尊重しており、今後相模原独自の社会システムになることも期待されている。
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