相模原市の現役教員で、保護者のクレーム対応を綴った話題の新刊著者の 齋藤 浩さん 町田市在住 61歳
理不尽なクレームに一石投じ
○…「理不尽なことに理不尽だと言えない社会でいいのか。先生たちは納得できるのか」。教員不足が深刻な社会問題になっている。その原因の1つが保護者の理不尽なクレームや要求だ。教育現場が保護者への対応に苦慮する中、現役教員として歯に衣着せぬ一石を投じた著書が話題を集めている。今月、新たに『保護者クレーム劇的解決「話術」』(中央法規出版)と『学校に蔓延る奇妙なしきたり』(草思社)の2冊が発行された。
○…「ここ5年で大きく変わった。数的にも質的にも理不尽なクレームが増えている」と指摘。『何でも悪く受け取るシゾイド型』と『教師をギャフンと言わせたいナルシスティック型』に大別できるという。「対応できるスキルを教師が身につけることによってクレームを減らしていく現場にしなくてはならない」ときっぱり。
○…出身は町田市。教員一家の家庭で育ち「教員を目指すのは自然の流れだった」。大学卒業後、相模原市の教員となり、担任一筋で教育に向き合い、現在は鹿島台小学校で児童支援を担当する。教員の窮状を訴え続ける原動力は「教職に対する愛」という。「先生のなり手がいないような世の中ではなく、もう一度先生になりたいという世の中を取り戻したい」
○…「学校にも課題がある。こんなに社会が変わったのに学校は変わっていない。独自のルールや不文律とか学校だけで通用する文化がある」と指摘。『保護者』対『教員』の構図から、子どもの成長を願う仲間としての協調が解決への糸口だと考える。「教育現場を変えるには社会が変わらなきゃ。学校は社会に出るための準備期間だから。もっと教育に目が向くように発信したい」。まだまだ遠慮なく声を上げていくつもりだ。
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