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東京電力の伐採木が福島の農家へ相模原の造園会社の挑戦
東日本大震災から今年で14年。発災当時から現在も相模原から東北の農家へ堆肥を支援し続けている人がいる。
南区磯部にある造園会社、株式会社ワコーグリーンの代表、柳谷和幸さんがその人。東京電力の送電施設敷地内から出た伐採木を原料に、独自の製法で「森の富植土」という有機堆肥を開発。1回約10トン、片道5時間かけて年に4、5回福島県浪江町に届けている。
ガソリン代も運転手として同行する社員の人件費も柳谷さんが出す。ここまで続ける理由を柳谷社長は「(いい堆肥が)できちゃったからやるしかない。受けた恩を返しているだけだね」と語る。
処理費用押さえたい
「森の富植土」ができたのは2009年。当時、年間1千万円を超える剪定枝や伐採枝の処理費用を抑えたいと柳谷さんが開発した。100%天然成分のミネラル液と剪定枝を混ぜて3カ月程寝かせ、発酵、攪拌させる。土に混ぜると窒素やリンを豊富に含んだ土壌に改良されると専門機関で実証されている。
さらに、予想以上の効果を発揮したのは津波で塩害を受けた仙台市の水田に使用したとき。稲が育たなかった水田に森の富植土を混ぜると、面積の3分の2で稲の収穫ができた。
「糖度30度超えた!」
口コミで評判が広まり、現在は浪江町の農家4人が森の富植土を利用している。
サクランボを収穫して30年程というアクア農園の佐藤玲子さんは「佐藤錦の糖度が32・2度になり驚いた。これまでの糖度は高くても25度前後。数値40度を目指して福島の高糖度のサクランボを全国へ広めたい」と嬉しさを語る。果樹農園を営む石井絹江さんは「森の富植土を使用して3年。甘味はもちろん土がフカフカに。全ての果樹で自信が持てるようになった。故郷に帰ることはまだできないが、いつか浪江の津島の農業を夢見て、農地再生をしていきたい」と希望を語る。
柳谷さんは「農家さんから『とんでもない甘さが出ました』って連絡もらったり、サクランボ1箱を送ってくれたり。そうなるとまた(森の富植土を)持っていくよね」と嬉しそうに目を細める。
恩の循環、相模原でも
同社の主力事業は東京電力の送電設備敷地内の樹木の剪定や伐採。森の富植土の材料もその伐採枝が使われている。柳谷さんの取り組みを知った東京電力は、堆肥を作る場所を柳谷さんに提供している。
柳谷さんは「自分が勝手にやっているだけ」と前置きしながら「東電さんに協力してもらい、福島の農家の人たちにも喜んでもらえている。受けた恩の循環のような。これからもっといい方向にいくと信じている」と強い使命感を持つ。
一昨年から同社と東京電力パワーグリッド(株)相模原支社で新たな取り組みが始まった。
同支社の社員食堂から出た生ごみを「森の富植土」を使い分解して堆肥にする。15日分の生ごみ、およそ70㍑のポリバケツ2個分。駐車場脇に置いたコンポストで2週間ほど寝かせる。
出来上がった堆肥は社員や同支社が参加するイベントで市民に配布する。社員から「捨てるのではなく、付加価値をつけて配布するのがいい」という声もあった。同支社の小嶋幸雄さんは「社員の意識も変わった。企業で取り組んでいるからこそ意味がある」と話す。
柳谷さんは「これを今度は市内の学校でできたらいいね。その堆肥を市内農家さんに提供するとか」。新たな循環の予感に希望が膨らむ。
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