相模大野銀座商店街振興組合(南区相模大野、渋谷勝由理事長)に、オリジナルキャラクター「ぎんちゃん」が誕生した。同組合では今後、商店街のPRに活用していく考えだ。
同組合では、商店街活性化の一助にと、これまでPRを担ってきた恐竜のマスコット「ディノ」に代わる新たなオリジナルキャラクターの創出を数年前から目論んでいた。その一方で、商店街の中ほどに位置する報徳二宮神社との協働事業を模索していた。
互いに共存共栄していこうという神社と商店街の思惑が合致し、新しいキャラクターのモデルを「商業の神」として祀られている同神社の祭神、二宮尊徳(金次郎)に。デザインは商店街のマップを手掛けるなど、かねてから交流があった市内在住のデザイナー、米山翔子さんに依頼した。
ぎんちゃんは草鞋を履き荷物を背負い、本を片手に道を行くなじみの姿を可愛いらしくアレンジ。薪の代わりにハートマークを背負う。名称は「大野銀(●)座商店街」から由来。本家の金(●)次郎にもあやかっている。
イラストはすでにのぼり旗に使用され、現在同商店街の各所で目に留まる。今後組合のジャンパーにも印刷され、9月29日(日)の「大野銀座祭」などの催しでスタッフが身に着けるという。
渋谷理事長は、「商店街の看板なども刷新したい。『ぎんちゃん商店街』として浸透させていければ」と今後の展望を語った。
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