相模台水野さん 歯科医院で川柳展 ユーモア五七五「足運びやすく」
都内にて6月4日から
本紙投句コーナー『タケシの万能川柳』でおなじみ、南区相模台在住のコピーライター・水野タケシさんによる川柳作品が、6月4日(水)(虫歯予防デー)から都内の歯科医院内に展示される=上写真。
川柳が展示されるのは東京都渋谷区にあるデンタルオフィス代々木上原(平岡勇気院長)。同院では「足を運びやすい環境づくり」「歯科診療へのハードルを低くする」などをめざし、PR会社(株)ねこぱんち(東京都港区/満木葉子(みつきようこ)社長)の企画のもと、不定期でアート展示会を開催している。
院長が29句を厳選
今回は水野さんと”俳句仲間”である満木社長が水野さんに「川柳で何かできないか」と話を持ちかけ、この個展「ハハハの歯。」の開催にいたった。展示される川柳は、平岡院長が水野さんの作品集『水野タケシ三00選』(毎日新聞東京センター)から、お気に入りの29句を選んだ。「痛みより 痛み想像 するつらさ」「会ってすぐ 口臭ガムを くれた友」など、歯科治療にちなんだものを含め、ユーモアたっぷりな作品が展示される。思わず力が抜けそうな五七五は、歯科医院で感じられる独特の緊張感から、解放してくれそうだ。
世界初?
なお、展示は待合室、診療スペース、トイレ、そしてなんと天井にも。「歯医者さんでの川柳展は日本初、いや世界初では」と水野さん。「笑える川柳による診療前のリラックス効果があれば。また患者さんと先生の会話のきっかけになればいいですね」とも話している。
展示は7月30日(水)まで。