相模原市は、新たに選挙権を得た若年層への情報発信として、市議会12月定例会議開催を告知するポスターのデザイン制作を、女子美術大学(麻溝台)に委託した。寄せられた10作品の中から議会運営委員会が協議にあたり、同大学3年の金田紅(べに)さんによるデザインを採用。11月1日から市議会ホームページなどに掲載し、議会活動の周知に活用されている。
この取組みは、市と女子美術大学との包括連携協定に基づいて考案されたもので、委託契約を結ぶ同大学デザインルームに依頼された。そこでコンペを行い10作品を議会運営委員会に提出。同委員会が協議を重ね、金田さんの作品を選出した。
採用された金田さんのデザインは、作成途中の相模原市のジグソーパズルを描いたもの。その下に「相模原市はみんながつくる。」というキャッチコピーが入っている。
10日には金田さんと同大学職員の守屋真奈美さんが議長室を訪問。阿部善博議長、大沢洋子副議長らと懇談した。日本画を専攻しているという金田さんは「市議会というと固いイメージなので、若い人に興味を持ってもらえる色やデザインを心掛けた。普段は絵を描くのが専門なので、キャッチコピーを考える作業に一番時間がかかった」と制作期間を振り返った。
阿部議長は「若い世代に関心を持ってもらうことが、市議会に必要なこと。素晴らしい作品を生み出していただいた。今後も協力をお願いしたい」と謝辞を述べ、記念品とお礼状を金田さんに手渡した。
市議会ではホームページへの掲載の他、ポスターとして市内に掲示するとともに、市議会だよりやフェイスブック等でも活用していくとしている。女子美術大学の学生と市議会がコラボするのは、4月に市議会ホームページで公開された漫画「相模ひばり議員の活動」に続き2回目。
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