アメリカで11月に行われた、「第37回女子世界オープンパワーリフティング選手権大会」の女子63kg級に、相模大野在住の北村真由美さん(49)が、日本代表として出場。個人総合で15人中5位、種目別のベンチプレスで2位の成績をあげた。
国際パワーリフティング連盟主催の同大会。5月の全日本選手権で選考された男子8人、女子6人が参加した。北村さんは全日本で通算15回目となる優勝を果たし、世界選手権に臨んだ。スクワット、ベンチプレス、デッドリフトの3種目を行う同競技。そのうちベンチプレスでは体重別の世界記録となる173kgをあげたものの、直後にウクライナの選手に抜かれ、惜しくも2位となった。
北村さんは29歳の頃、スポーツクラブに入会したことがきっかけで、ベンチプレスに出会う。その後、現在まで師事する淺間成敏さんの勧めで「アサマトレーニングクラブ」に所属。パワーリフティングに転向して17年、働きながら週4日のトレーニングは欠かさない。IPF国際2級審判員の資格を持ち、今大会でも自身の試技後に審判を務めた。講師としても各地に赴き、競技の魅力を伝える。「若い世代を育てたい思いもあるが、まだまだ高い壁でありたい」と笑顔で語った。