フィリピンの貧困地区へ上履きなどを寄贈しようと大野北中学校に15日、相模原中ロータリークラブ(櫻内康裕会長)、光明学園相模原高校の社会奉仕クラブ「インターアクトクラブ」のメンバーらが集い、事前に集めた卒業生の上履きや体育館履き約600足の梱包作業などを行った。
この活動は、フィリピンの台風被災を機に「空飛ぶシューズ」プロジェクトとして2年前からスタート。卒業生が履かなくなった上履きや体育館履きを毎年現地へ直接届けている。今年は同ロータリーの呼びかけで光明学園に加え、PTAなどの協力を受け、近隣の小中学校からも集めた。同ロータリーでは、5月に直接現地へ届ける予定だ。
当日活動に参加したインターアクトクラブの部長、佐藤瞳さん(高3)は「ボランティアは楽しいだけじゃなく辛い話を聞くこともある。それでも活動を通して人との交流も増えた。自分にできることを地道にやっていきたい」と前を向く。櫻内会長は「若い世代と一緒に活動が出来るのは素晴らしいこと。責任を持って現地に届け、これからも継続して取り組んでいきたい」と話した。