無料学習支援塾「おひさま」の代表を務める 山角 直史さん 東京都在住 28歳
子どもの笑顔が活力に
○…相模大野で小学生を対象に勉強を教える「おひさま学級」を昨年8月に始動させ、団体の代表を努める。近隣の学校に通う高校生や大学生もボランティアとして参加し、代表自らも教えている。新型コロナの影響で施設が利用できないこともあったが、3月に再始動し活動期間は半年ほど。ボランティアの調整など忙しい日々を過ごすが、「子どもたちと過ごす時間が楽しい。再開できて良かった」と充実した表情を浮かべる。
○…東京都立大学を卒業後、座間市社会福祉協議会の職員として働き、ボランティア団体や福祉団体などと協働で様々な活動に携わるうちに、自身も主体的に関わりたいと退職を決めた。同大学の大学院に通いながら、友人からの勧めもあり無料学習支援をすることに。「おひさま」は座間で同様の活動をしていた学生から名付けてもらったという。「これまで関わった方々のおかげで好きなことができている。縁は大切ですね」
○…座間勤務時代に小田急相模原駅周辺で一人暮らしをしていた。「その頃は同僚と相模大野に飲みにいったりしてね。良いところですよ」と振り返る。全国のこども食堂を支援するNPOのスタッフとしても働く。息抜きは読書。「買うばっかりで読む時間が無いですけどね。そろそろ調整しないと」と苦笑する。
○…NPOではこども食堂の運営者にアンケートを取り、結果をまとめた冊子を制作。ひとり親の子が求めていることを初めて知った人もおり、「子どもたちの居場所があることが、改めて必要だと思った」と力を込める。大学院では、行政や住民による地域支援などの在り方を研究。「難しいテーマですけど、学生のような若い人が地域貢献できる仕組みづくりができたら良いですね」
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