12月に開幕するNTTジャパンラグビーリーグワンで2022-23シーズンからディビジョン1(D1)に昇格する三菱重工相模原ダイナボアーズが早くも新チームを始動させた。8月5日に行われた公開練習では、選手はフォワードとバックスに分かれ、約2時間汗を流した。
ディフェンスコーチから昇格したグレン・ディレーニーヘッドコーチ=関連に人物風土記=は「最初の2、3カ月は故障しないようコントロールしながらフィジカルを作り上げる」と説明。科学的な練習を増やしながら強度の高い練習に変えるなど「昨年度と全然違う」と手ごたえを感じていた。
移籍決断の背景に母の祖国への侵攻
今季、静岡ブルーレヴズから移籍の中井健人選手は「昇格の勢いを感じる」とチームの印象を語る。ウクライナ人の母を持つ中井選手。親族が祖国で暮らす辛い状況にも関わらず「ラグビーができる幸せを考えて」と励ます母の言葉をきっかけにプロ契約を求め、ダイナボアーズへの移籍を決めた。新シーズンの目標は「全試合出場でチームに貢献出来たら」と決意を語った。
中井選手はウクライナ支援のため自身のSNSを通してチャリティTシャツを販売。687枚の売上金156万7710円を7月27日、ウクライナ大使館に寄付している。中井選手は未だ続くロシア軍の侵攻について「一刻も早く終わって欲しい」と口を結んだ。
|
<PR>
さがみはら南区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>