南区磯部の勝坂遺跡公園近くの農園(磯部4361の4)で、今年もざる菊の「花見会」が、11月1日(水)から15日(水)まで開催される。「新磯ざる菊愛好会」(藤曲和美会長)が主催し、今年で15周年を迎える。
ざるを伏せたような丸みを帯びた形状で、色とりどりに咲き誇る「ざる菊」。同会は、かつて牧草地だった磯部の傾斜地が土砂崩れを起こし放置されていたことから、土地の所有者の藤曲会長が「何か作物を」と模索したのがきっかけで2009年に発足した。
南足柄市で観賞したざる菊に感銘を受け、仲間と3人で栽培を開始。発足から4年後には、「第23回全国花のまちづくりコンクール」の団体部門で、市内で初めて奨励賞に選ばれた。
現在会員15人で日々手入れし、花見会を継続している。連作障害を起こすため、コロナ下でも手入れが欠かせなかったという。藤曲会長は「会員も高齢で、あと何年できるか分からないが、15周年なので大勢の方に見て心を癒してもらえたら」と花見会への来場を呼びかけた。
1300株が見頃
新磯観光協会と相模原市農業協同組合の後援を受けて、今年も11月1日から行われる「花見会」。およそ750坪の段丘に、紅や白、黄色など約10種類、1300株が並ぶ。開催期間中は、見頃を迎えたざる菊が鑑賞できるほか、ざる菊や地元野菜、焼き芋、玉子の販売も行われる。時間は午前10時から午後3時頃まで。野菜は午前中に売り切れる場合も。
式典は、開催以来3日の文化の日に行われていたが、「今年は残暑の影響で開花が遅れた」といい、2日遅らせた5日(日)に。時間は午前11時から。勝坂はやし保存会や相模の無鉄砲太鼓、オカリナの演奏が、式典に花を添える。例年人気の地元の婦人有志による「うどんの振る舞い」は先着100人(無料)。新磯商盛会による飲食店の出店も予定している。
また、15周年を記念し「くじ引き」も企画。空くじ無しで、当日募金をした人が参加することができる。期間中は臨時駐車場として勝坂子どもの広場が開放される。問い合わせは安原さん【携帯電話】090・6516・7591(午前9時〜午後3時)。
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