神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

相模原市 駐車場施策 見直しへ 需要減に対応

社会

公開:2023年12月7日

  • X
  • LINE
  • hatena
相模原駅近くの市営駐車場
相模原駅近くの市営駐車場

 相模原市が駐車場整備に関連した計画の見直しを進めている。近年は駐車場の供給が需要を上回り、市営駐車場を整備した当時と社会情勢が変化しているという。市が11月30日に発表した「駐車場ビジョン」では、建築物の駐車場附置義務条例の見直しや荷さばき場への転用などを盛り込んだ。

 市が策定した駐車場ビジョンは、駐車場整備の方針や考え方を示す「基本計画」と具体的な施策を示す「整備計画」、市営駐車場の中長期的な財政計画を示す「整備事業経営戦略」を取りまとめたもの。駐車場を取り巻く周辺環境の大幅な変化に対応するため、新たに策定した。

供給過多へ

 相模原市では都市計画で相模大野、橋本、相模原の3カ所を駐車場整備地区に指定し、1988年から2013年までの間に高度利用地区内と併せて6施設の市営駐車場を整備してきた。

 市の調査によると、近年は無料駐車場を配備したショッピングモールの整備のほか、民間の時間貸し駐車場が多数整備されたことなどから、市営駐車場の利用者は減少傾向を示している。15年に246万台の利用があったが、21年には164万台にまで落ち込んだ。

 自動車利用全体の減少も背景にある。相模原市の自動車発生集中量は98年以降は減少傾向を示している。駅までの交通手段はバスや徒歩が増加し、自動車の利用は減少しており、移動手段の割合を示す自動車分担率は08年の36%から18年には32%まで減少した。

 今回、市が示した基本方針では需給バランスを適正化するため、既存駐車場の効率的な活用として月極駐車場への転用や自動二輪車の受け入れ、駐車場の一部を共同荷さばき場として利用する仕組みづくりなどを検討する方針を盛り込んだ。

 まちづくりと連携した取り組みとして、過度な駐車場整備が義務付けられないように建物の附置義務台数の低減や、建物の敷地以外に駐車施設を附置する場合(隔地駐車場)の距離要件の緩和など条例の見直しも視野に入れている。

劇団四季ファミリーミュージカル

世界の名作から生まれた、愛あふれるミュージカル 9月21日㈯13時開演

https://www.shiki.jp/applause/lotte/

<PR>

さがみはら南区版のトップニュース最新6

急坂で「念願」の交通支援

中和田

急坂で「念願」の交通支援

福祉法人から車両貸与受け

9月5日

過去最多33億円が流出

ふるさと納税

過去最多33億円が流出

取り組み強化で寄付額増へ

9月5日

学校エアコン緊急修繕

相模原市

学校エアコン緊急修繕

猛暑と経年で不具合増加

8月29日

化学分析で関東1位

LiSA校前嶋さん

化学分析で関東1位

3年目の挑戦で全国へ

8月29日

中3の国語 全国上回る

相模原市学力テスト

中3の国語 全国上回る

算数・数学はやや苦手か

8月22日

市防災協に総理大臣表彰

市防災協に総理大臣表彰

防災意識の高揚に貢献

8月22日

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

  • 12月1日0:00更新

さがみはら南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年9月5日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook