神奈川県立相模原中等教育学校(相模大野)4年生の高橋春帆さんが、3月に行われた小中学生による社会課題解決のプレゼン大会「スタートアップJr.アワード」中学生の部で最高賞となる文部科学大臣賞、「ベネッセ全国探究コンテスト」のナゾ解明部門でグランプリを受賞した。
「スタートアップJr.アワード」では、「空き家コンビニ」をプレゼン。近くに店舗がなく不便だという祖父の嘆きを聞き、街中の空き家に小規模なコンビニエンスストアを作れないかと考えたのがきっかけだった。用途が制限される地域においても店舗を開けるよう法律も勉強。クリアできる条件を探すとともに、路線バスを活用した輸送ルートを組み込むなど、複数の社会問題を同時に解決できる点が高く評価された。
また、「ベネッセ全国探究コンテスト」では、洗剤の多さが環境に及ぼす影響に着目。多用途洗剤の開発を念頭に「キッチン用洗剤で、洗濯をすることは出来るのか」実験を行い、その結果を動画でプレゼンし、グランプリに輝いた。
賞を受けて高橋さんは「このような賞をいただき大きな経験と自信になった。コンテストをスタート地点として、アイデアを実現する段階まで進めていきたい」と話した。