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相模女子大学院 映画機に、多様な視点を 7月14日、終活テーマに上映

文化

公開:2024年7月11日

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かみはてのチラシを手にする井坂教授(左)と吉村さん
かみはてのチラシを手にする井坂教授(左)と吉村さん

 相模女子大学専門職大学院社会起業研究科は7月14日(日)、「究極の終活、『自終』」と題し映画「かみはて」の上映会を開催する。主催者は「他者との価値観の違いに目を向け、自分はどうとらえるのかを考えるきっかけになれば」と目的を話す。

 上映する作品「かみはて」は同研究科の井坂聡教授が監督し2022年に製作した。撮影舞台となった秋田県で完成披露して以来の上映となる。

 病気が治る見込みのない人など国が認めれば、自らの意思で人生を終えることができる法律が制定されたという設定で、自分や家族が直面したときに、どう考えるかを問う内容となっている。

 井坂教授は「苦しむ人を助けることは善の行いだが、自分の家族が病気の苦しみより死を選んだら、または自分だったら。いろんな立場に置き換えて話し合ったり、考えるきっかけになれば」と思いを話す。

「皆違う」気づきに

 同研究科は「社会の課題をビジネスで解決すること」を研究テーマとしている。映画上映を主催するのは今回2回目。企画の発案者は同研究科に所属する吉村英紀さんだ。

 きっかけは吉村さんが定年退職を迎える会社員を追ったドキュメンタリー作品を同じ研究科の同級生と鑑賞したこと。吉村さんは「起業を考えて早期退職した自分の境遇とも重なり、見終えた後定年後の生き方の大きなヒントになった。沢山の人に見てもらいたい学びを深めるきっかけにしてもらいたい」と感じたという。

 同作品の映画ディレクターを務めた北浦宏之さんと直接話す機会があり映画上映とトークイベントの企画を依頼。北浦さんから快諾を得て3月に同大学で開催した。参加者は50人ほどで好評を博したとう。

 井坂教授は「一つのことを深く考えることは、ほかの視点をとらえる事で他者の価値観に目を向ける事。人はみんな違うことへの気づきになれば」と話し、吉村さんも「その上で自分がどのような意見を持つのか考えるきっかけになれば上映の意味がある」と語る。

トークイベントも

 上映とトークイベントは7月14日、午後3時から4時30分まで(上映時間約30分)。参加無料。会場は相模女子大学7号館711教室。申し込みはURL(https://www.sagami-wu.ac.jp/info/20240614_11/)から。

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