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飲食店主が「一番好きな」祭 8月24日 25日 もんじぇ祭り

文化

公開:2024年8月22日

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チラシを手にする斉藤委員長
チラシを手にする斉藤委員長

 地元グルメと音楽の祭典、第18回相模大野もんじぇ祭りが8月24日(土)と25日(日)に相模大野中央公園で開催される。参加飲食店32店舗で構成される同実行委員会の斉藤誠委員長に祭りへの思いを聞いた。

 昨年2日間で約13万人が来場した同イベント。18回目を迎える今年は、ディズニーの日本版テーマソングの歌手に抜擢された清水美依紗さんや中西圭三さんらが出演する音楽ステージと相模大野を中心とする地元飲食店など32店舗のブースが並ぶ。斉藤委員長は「例年の通り。今年は安心して当日を迎えられる」と安堵の表情で語る。

 斉藤さんはコロナ禍明け、昨年に実行委員長に就任した。役員の顔ぶれも大きく変わり、「落ち度もなく、開催できるのか」というプレッシャーがあったという。

 最も気がかりだったのは協賛金集め。だが「ありがたいことに多くの企業さんからご協力いただけた」と振り返る。「参加店がもんじぇを開催するために企業さんを回ったり頭を下げたりした結果だと思う」と話す。

全員が実行委員

 同イベントは「夏に落ち込む売り上げを上げよう」と2005年、相模大野周辺の飲食店主たちが始めた。第1回から参加店主たちだけで実行委員会を構成している。

 出演者の交渉や協賛金集め、当日の運営など店主らで担っている。営業が忙しい時間を避け夜9時に集合してポスター張りを行い、近隣世帯にクーポン付きチラシを1000世帯に配布した。

 斉藤さんは「公園で音を出すイベント。ポスティング業者に頼むこともできるけど、近隣にご迷惑をかけているということを理解した方がいい」とその意義を語る。

 もんじぇ祭りの魅力について「特色がシンプルだけど尖っている」と斉藤さん。開催当時は今ほどグルメフェスが行われていなかった時代。「自分の店の味を看板を出してアピールできる。これはお店のメリットになるし、継続していきやすいのかなと感じた」と語る。

 今年の参加店舗は32店舗。昨年より5店舗増えた。新規参加や以前参加していた店の参加などさまざまだ。40、50代を中心に、若手は30代もいる。斉藤さんは「魅力と感じるかどうかは店主の考え方だから」とした上で、「『自分たちがやりたくてやっている』ということは大きいと思う。人手不足も、担い手の高齢化もない。自然と新しい人が入って来る。自分にとって地域の中で一番好きなイベント」と語る。

 両日午後1時から9時30分(ライブは2時から9時)まで。参加店舗、出演者などの詳細は公式ウェブサイトへ。

約13万人が訪れたもんじぇ祭り(昨年)
約13万人が訪れたもんじぇ祭り(昨年)

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