東日本大震災以降、大船渡市(岩手県)への支援を行う相模女子大学(文京)の復興支援学生ボランティアが9月3日、同市の園児向けに開催している「椿の学校」を相模女子大学幼稚部で開催した=写真。
大船渡市の市花「椿」を題材にし、東日本大震災について伝える紙芝居を披露。椿に関する2択クイズ、大船渡市の紹介、同大学のマスコット、さがっぱジョーと一緒に踊る体操を行った。
同団体の委員長を務める浦野真祐子さん(英語文化コミュニケーション学科3年)は「園児も知識として震災のことを知っていたので驚いた。園児たちが花紙で作る椿の木を楽しんでくれていたので嬉しかった」と感想を話した。
同団体は東日本大震災が発生した当時、大船渡市への炊き出し支援をきっかけに2012年に発足。以来、年に2回、仮設住宅を訪問し、住民交流などを行っている。
椿の学校は、同団体と同市の連携事業で2014年から開始。これまでに大船渡市内の保育園、幼稚園10カ所を訪問してきた。
今年は9月13日から大船渡市を訪問し、今回初めて小学校に向けて椿の学校を開催する。浦野さんは「難しい言葉を使わずに、自分たちの言葉で伝えていければ」と語った。