神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

認知症高齢者家族の会「友知草(ともしりそう)の会」の会長に就任し、活動に取り組む 徳田 富美子さん 緑区在住

公開:2024年9月26日

  • X
  • LINE
  • hatena
徳田 富美子さん

「次のステップにつなぎたい」

 ○…在宅で認知症の家族を介護している人の拠りどころとして、交流会や相談会の開催、会報の発行などに取り組んでいる。相談会「ほっとタイム」では、介護体験があるメンバーが親身になって相談に応じている。「家族が認知症になると普通の生活もままならなくなる。どこに相談したらよいか辿り着けず調べてもよくわからない。そんな時に話を聞いてくれる場が必要とされる」

 ○…会は1993年に発足し、これまで地道に活動を続けてきた。自身がこの会に出会ったのは10年ほど前。両親が認知症になり、デイサービスに通っている間に仕事をこなす日々。「仕事に行くことが息抜きになっていた」という生活を続ける中、地域包括支援センターから会を紹介してもらった。「聞いてもらったことでスッキリした。『誰にでもあること』って言われたことが前に進む一歩につながった」

 ○…生まれは秋田県。父の転勤で幼少期に相模原に移り、以来ずっと住み続けている。「小中学校から過ごしているから、相模原のまちの香りが染みている。横浜線が茶色だった時代から知っているから」と笑う。これまでは何かの長を務めるタイプではなかったというが、「何年も続けてきて自分にできることが何かある。どうせやるなら全体を把握したほうがいい」と今年6月に会長職を引き受けた。

 ○…相模原市の推計によると、市内の認知症高齢者は25年に4万人近くに達し、40年に5万人を超える。長年活動を続けてきても「この相談会のことを知らない人も多く、周知が課題」と捉えている。「辿り着けない人がいる。そういう人たちを受け入れて、次のステップにつなげたい」。メンバー25人のかじ取り役は今、思いを新たに気を引き締めている。

さがみはら南区版の人物風土記最新6

徳田 富美子さん

認知症高齢者家族の会「友知草(ともしりそう)の会」の会長に就任し、活動に取り組む

徳田 富美子さん

緑区在住

9月26日

PAPAS源太さん(本名:竹岡 茂也)

プロ音楽家として長年活動しながら、65歳で介護福祉士になった

PAPAS源太さん(本名:竹岡 茂也)

町田市在住 71歳

9月19日

工藤 澄雄さん

相武台団地自治会館で「オレンジ・ランプ」を上映する

工藤 澄雄さん

相武台団地在住 73歳

9月12日

大島 利通さん

RUN伴さがみはら実行委員会の実行委員長を務める

大島 利通さん

緑区在住 45歳

9月5日

加々美 幸和さん

7月10日付で相模原税務署の署長に就任した

加々美 幸和さん

立川市在住 58歳

8月29日

時田 まさよしさん

写真展「能登半島『大地』が動いた」を開催している報道写真家の

時田 まさよしさん

南区新戸在住 75歳

8月22日

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

  • 12月1日0:00更新

さがみはら南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年9月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook