1967年に設立した市内在住の舞踊家、邦楽家の師範らで構成される相模原市邦舞三曲連盟が会員の高齢化などを理由に来年3月に解散する。同連盟は10月19日(土)、最後の公演会を相模原市民会館で開催する。
同連盟は古典芸能の普及や会員の親睦などを目的に発起人15人により設立された。設立当初の名称は「相模原市邦楽邦舞連盟」。琵琶奏者や詩吟家も在籍していたが、次第に邦楽家は三曲(箏・三味線・尺八)の奏者のみとなり、1988年に「相模原市邦舞三曲連盟」と改めた。
これまで相模女子大学グリーンホールや杜のホールはしもとのこけら落とし公演、海外友好都市との交流で演奏や踊りを披露するなど地域文化の発展に貢献してきた。中でも同連盟が発足以来、毎年大切にしてきたのが自主公演会。会長を務める大由鬼山さんは「各流派の指導者の資格を持つ方たちが相模原で一堂に会する唯一の機会です」と語る。
多いときで100人を超えた会員数は現在46人。「高齢化による減少と新しい担い手がなかなか増えない」と厳しい状況を語る。さらにコロナにより連盟の公演会も2度中止に。その間、退会者も出たという。大由さんは「外出を控え、人との交流が減り、積み重ねてきたものを発表しようという意欲が減ったのではないかと感じる」と無念さをにじませる。役員で話し合った結果、2025年3月に解散することを決定した。
古典芸能、再認識を
19日に開催される公演会は56回目を迎える。古典曲や現代曲を織り交ぜた構成となる。最後は「邦舞三曲合同演目」として、箏・尺八の演奏に舞踊家が踊りを披露する。大由さんは「連盟らしいフィナーレになるんじゃないかな。多くの方に聴きに来ていただき、古典芸能の素晴らしさを再認識していただければ」と呼び掛ける。
当日は午後1時開演(0時30分開場)。入場無料。同館小ホールで開催。直接会場へ。
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