相模原に合議制実現を 関弁連 各支部集い交流会
東京高等裁判所管轄区域の13の弁護士会によって構成される「関東弁護士会連合会」(若旅一夫理事長)は4月26日、「相模原支部の合議制実現をはじめとした地域司法の充実」をテーマに市内南区で支部交流会を開催した。
同支部は、全国の政令指定都市に設置されている地裁支部の中で唯一合議制が導入されておらず、本市の法定合議事件や準抗告事件などは横浜地方裁判所本庁(横浜市中区)で取り扱われている。管轄内の事件を地元の裁判所が審理できないことで、記録を本庁に運ぶのに時間がかかるなどの不利益もあり、合議制実現は喫緊の課題となっている。
当日は、各支部の弁護士をはじめ、日本弁護士連合会の村越進会長ら60人以上が出席。現地報告などを交え、3時間にわたり議論を深めた。
関弁連地域司法充実推進委員会の大谷豊副委員長は、「実現に向け進めていく」と話している。