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公開日:2011.02.10

イベントで利用を喚起
コミュニティバス継続運行へ地域住民らが企画

  • 色とりどりの絵手紙が並ぶ

 橋本と大沢地区をつなぐ市内唯一のコミュニティバス「せせらぎ号」。継続的な運行を促進しようと、利用喚起を目的に地域住民主催のイベント「コミュニティバス 応援し隊〜新春ふんわり 心休憩所 絵手紙展〜」が今月13日(日)まで、さがみはら北の丘センター(下九沢)で行われている。関連事業として、今月6日には「ミニ・ロビーコンサート」も開催された。



 今回企画されたイベントは、「せせらぎ号」運行の継続を促進するために、より多くの人にコミュニティバスに乗ってもらうことを目的に開催されたもの。



 「せせらぎ号」は、市内初のコミュニティバスとして、交通不便地区である大沢地区と最寄りの駅の橋本駅間で、平成21年1月に本格運行を開始。3年間試験運行を行い、約24万7千人が利用、「1便当たり輸送人員10人以上」「運賃収入が車両償却費用等を除いた経常費用の50%以上」という条件を満たし、運行をスタート。一方で、その条件を2年続けて満たさないと運行廃止となることから、地域住民を中心に組織された運行協議会で利用喚起を促す様々な活動を行っている。



 今回のイベントもその一環。主催したのは、同協議会のメンバーでもあり、絵手紙教室などを開く中里千津子さんを中心としたグループだ。利用者が減るこの時期に合わせて、作品発表の場を設けることで、より多くの人にバスを利用してもらおうと企画。渓松園絵手紙同好会の「さくら組」と「ひばり組」の作品が多数掲示されており、訪れた人たちを楽しませている。また、6日のコンサートでは、地域で活動する混声合唱団「イル・カローレ幸友」「アンサンブルBGM」がその歌声を披露し、多くの人を魅了していた。



 「せせらぎ号」には、平成21年度は1便平均11人、収支比率は58・9%、今年度も12月までで1便平均11・4人、収支比率57・2%と条件は満たしているものの、「交通不便地区、特に高齢者には絶対必要なもの。永久に続けるためにも、こうした企画を継続していきたい」と中里さんは話している。

 

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