県立相模原養護学校橋本分教室高等部(安藤正紀校長)の1年生7人が3月18日、橋本台リサイクルスクエア(下九沢)で職場体験を行った。
同校の生徒が体験したのは、相模原市が今年3月から始めた使用済小型家電リサイクル事業で集めた携帯電話やPHSの処理作業。423台の電池を抜いたり、穴をあけるなどの作業を2時間近くかけて行った。以前から同校からの職場体験の依頼を受けていたリサイクルスクエアでは、同事業がスタートしたのを機に「いい機会」と受諾し実現。「今後も障害者の就労機会促進を検討していきたい」と話している。
3年計画のモデル事業
今年3月から相模原市がモデル事業として取り組んでいるこの「使用済小型家電リサイクル事業」。昨年8月に制定された小型家電リサイクル法(使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律)に基づき来年9月から事業の開始を予定していたが、国の要請によってこの3月から2016年までの3年計画で資源化事業として実施していくことに。一般ごみの減量化、金や銅、レアメタルなどの有用金属等の有効利用を図ることを目的としている。
今年3月から市内14カ所の公共施設と電気量販店「ノジマ」の2店舗に回収ボックスを設置。リサイクルスクエアで実施したフリーマーケット等のイベントで回収を呼びかけ、携帯電話やPHSなどの使用済小型家電は3月17日時点で508・8kg集まっている。市資源循環推進課では「当初の1カ月150kgを予定したいたが大幅に上回る量が集まった。今後もPRを続け、回収量や経済性を探りながら事業について研究していきたい」と話している。
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