長竹自治会有志で結成した長竹今昔懇話会(奈良雅之代表)がこの程、冊子『長竹今昔物語』を編纂。長竹地区約400世帯と近隣自治会などに無料配布した。同会では「今後の地域づくりを進めていく上でお役に立てれば」と話している。
長竹は串川をはじめとし、天王山・向山(通称)など豊かな自然に恵まれ、信玄道や大山道、数多くの仏像など、歴史的建造物も多く点在している地区。現在は約400世帯が暮らしている。
「長竹今昔懇話会」は、2009年に長竹自治会有志8人で長竹地区の歴史や風土を調べようと結成。メンバーは60〜80歳までの長年、長竹に住むシルバー世代で構成する。結成以後、毎月1回開催する学習会の席で、「地区には、新しく移住してきた住民ばかりでなく、古くからの住民も『長竹』について知らない人も多い。地域の歴史や風土を、我々世代が次の世代に伝えていく必要があるのではないか」という話があがり、長竹の歴史や風土、文化・生活などを記した『長竹今昔物語』の編纂に着手。約3年の年月をかけて、この程完成した。
完成した長竹今昔物語は、週刊誌大の大きさで、オールカラー104ページ。長竹の成り立ちや歴史、地域の古道・山・川などの自然や、寺院・神社、仏、伝統行事などが写真入りで説明されている。また、長竹独特の方言や地区に古くから伝わる民謡や宴会での余興など、長年住んでいる住民には懐かしい逸話も多く取り上げられている。「編纂にあたり、多くの方に資料や写真などを提供頂き感謝します」と奈良代表は話す。
編纂後には市、串川地域振興協議会、長竹自治会の援助もあり、約600冊を刊行。地区全世帯と近隣自治会などに無料配布した。奈良代表は「この冊子を見てもらうことで、長竹を知って愛着をもってもらい、これからの地域づくりに役立ててほしい」と話した。
冊子に関する詳細は、奈良雅之代表【電話】042・784・0508へ。
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