藤野地区にある野外巨大アート作品「緑のラブレター」。芸術が盛んな同地区のシンボルとなっているこの作品は現在、ハートによってとじられていた封が解かれ、中から「5」の文字が登場している。これは緑区制5周年を記念し、2016年3月までの期間限定で開封されたもの。同作品の封が開けられたのは1989年の完成以来、初めて。
区制5周年を記念し、緑区が「区民に何かメッセージを送りたい」と、制作者である藤野在住の造形作家・高橋政行さんに打診。高橋さんも「緑のラブレターから何かを登場させてみたい」と以前から考えていたため快諾し、今回の開封に至った。高橋さんの提案で、あえて公に発表せずに10月から改装を始めた。少しずつ変化していく姿を疑問に思った住民たちは、藤野まちづくりセンターに問い合わせたり、実際に山に登って確認に来たりしたという。「『何だろう』と疑問に思ってもらうことで興味を持ってくれるのではと考えました」と高橋さん。先ごろ改装が完了し、夜にはライトアップもされている。
「緑のラブレター」は、旧藤野町が高橋さんに「芸術の町としての旗揚げ」として制作を依頼し、1989年に完成。「山から人へのラブレター」として、人と自然の関わり合いを願って作られた。「完成以来、芸術の町として、活気づいた藤野。この開封で地域活性へのさらなる弾みになれば」と高橋さんは話している。
|
<PR>
さがみはら緑区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|