JR東日本八王子支社(東京都八王子市)が昨年8月から行っているJR中央本線相模湖駅(与瀬)の駅舎改修工事が、1月末に完了する。新しい駅舎では、津久井産の木材を壁や梁に使用。また、登山靴の洗い場や、着替えができる更衣室なども設置される。
近隣にある相模湖や、レジャー施設「相模湖リゾート プレジャーフォレスト」などの最寄り駅として、また石老山や陣馬山、高尾山、嵐山などの玄関口として、行楽客に多く利用されている相模湖駅。2015年度の1日あたりの乗降者数は、4884人だった。
開業は1925年8月で、当時の名称は与瀬駅。56年に現在の駅名に改称された。駅舎は40年と、64年の東京五輪の時に建て替えられており、今回は53年ぶりの改修となる。
同駅を管轄する八王子支社では、「相模湖を中心とする豊かな観光資源を有する駅であるため、観光駅として美化工事を行うことでイメージアップを図った」と改修の経緯を説明。また、「相模湖の玄関口として、地域の顔となる駅にリニューアルする」と思いを語る。
改修は「みんなの宿り木」をコンセプトに、駅に集う人が休憩や待ち合わせができるスペースを配置する。また、相模湖を中心とする周辺エリアの情報発信を行う「地域連携ブース」も整備。「地域の記憶を残す駅」として、既存の駅舎デザインを尊重した設計を施し、「地域と環境の調和」の観点から通路の壁や梁の仕上げ材には津久井地区で生産された杉を使用する。さらに、いずれも「八王子支社管内では初」(同社広報課)となる、登山後に靴を洗える水道設備と、レジャー前後に着替えができる男女1室ずつの更衣室も整備。「さまざまな目的の人が集う温かな駅空間の創出」を図る。省エネのため通路照明と案内サインもLED化する。
駅舎本体の工事完了は1月末を予定。和式から洋式に変え美化改修を施す男女トイレと、上りのホーム上に新設する待合室の整備は、3月上旬を見込む。
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