統一地方選挙の前半戦、神奈川県知事(3月21日告示)・相模原市長(24日告示)・神奈川県議会議員(29日告示)・相模原市議会議員(同)の4選挙が4月7日(日)に投開票される。このうち、区ごとの選出となる県・市議について、県議選は定数8に対し10人(前回11人)が、市議選は定数46に対し65人(同68人)が3区で立候補する予定だ。また今回は統一選では初の18歳選挙となり、若い世代の政治参加も注目される。(本紙調べ。3月25日時点)
県議選は中央区で定数3に対して現職3人が出馬の意向を示しているが、現時点で立候補予定者が定数を超えず、無投票となる見込みもある。緑区(定数2)は現職1、新人2人が、南区(定数3)は現職3、前職1人が立候補を予定しており、選挙戦となる見込み。
市議選は、46議席に対し緑区16、中央区26、南区23人の計65人が立候補を予定。緑区(定数11)は現職7、新人9の計16人が出馬の意向を示している。
2015年に行われた前回市議選の緑区の投票率は47・36%で、市内3区で最も高かった。県議選は前回、無投票だった。
県・市議選の期日前投票は、区内では緑区合同庁舎、大沢公民館、旧津久井4町の総合事務所の6カ所で3月30日(土)から実施される。また、4月1日(月)から5日(金)までは、橋本公民館でも受け付ける。なお、県知事選は3月22日、市長選は25日から、同庁舎で期日前投票が行われている。
3月23日現在の相模原市の選挙人名簿登録者数(市長)は、60万176人。そのうち緑区は14万3437人。
統一選初の18歳選挙
今回は、16年6月に選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて以降、初めての統一地方選挙となる。3月23日現在、市内の18歳、19歳の同選挙人名簿登録者数は、1万3583人。市内の当該年齢の投票率は、18歳選挙が初めて行われた16年7月の参院選が52・66%、2回目の17年10月の衆院選が43・43%だった。
市選挙管理委員会(選管)では、市内の県立高校生を登場させた投票啓発用ポスターを作成し配布。市内の駅や大型店舗、公共施設などに掲示を呼びかけている。また、投票日当日とその前日には、県立高校の2年生が投票所の開設準備や当日の案内、駐輪場整理などを体験する実習も行われる。
確定見込みは1時25分
開票作業は各区の選管のもと、分離して行われる。緑区は市立北総合体育館で、午後9時15分から実施する。開票速報は午後10時頃から行い、各会場からの情報をまとめて、市選管が30分ごとに発表する。市選管では、開票確定見込み時刻について、県知事・県議・市長を午前0時40分、市議を午前1時25分と設定している。
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