ラジオパーソナリティで、今年4月から相模原市名誉観光親善大使を務めている 野村 邦丸さん 中央区在住 62歳
声で伝える、故郷の魅力
○…文化放送の朝の声を届け続けて18年。行きつけのすし屋や理容店などで仕込んだ「相模原ネタ」を電波に散りばめ、相模原を「日本のビバリーヒルズ」と称してはばからない。街なかで出会う、地域に根差した人々を愛情込めて「相模原原人」と呼ぶ。そんな自身もこの町で育った「原人」だ。大使の依頼は「いつかくると思ってたよ」と冗談めかすも、「いざ話がきたら『俺でいいの?』みたいな。とても名誉なことなので」とにっこり。
○…場の緊張を瞬時に緩ませ、相手に初対面と思わせないような力みのない話しぶり。俳優、作家、ジャーナリストとその道を極めた名だたるゲストの素顔を引き出すコツは、「どんな相手でも先入観を持たず、なるべく接し方を変えない。人と人だから、裃(かみしも)を脱いで『どうぞくつろいで』と応じれば、外すことはまずない」と野村流。生放送で話が脱線し、「こんなろくでもない話で良かったの?」とゲストから言われることもよくあるそうだが、「それは番組にとってお褒めの言葉」としたり顔。
○…出生は川崎。転居し大野北中学へ。当時夢中になった深夜放送がその後ラジオ道を歩む原点となった。日本大学卒業後、茨城放送のアナウンサーとしてキャリアをスタート。40年連れ添う妻との出会いもその頃。30年ほど前に文化放送に入職し、現在はフリーとして活躍の場を広げている。
○…「山鳩の鳴き声で目覚める朝」と「生活・交通の至便」が共存するまち・相模原。若い頃は大都会への憧れもあったが、今では「仕事スイッチをオフにして、自分自身を取り戻せる」と放送が終われば即帰宅、週末はなかなか地元を出たがらない。「住んでみると良さがわかる」と、終の棲家と決めた故郷の魅力を、声の力で日本全国に向けて発信していく。
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