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『おが屑』再利用で森林保全 マルトシフロアーコーポレーション網野通社長に聞く
今春発表された第一期「かながわSDGs パートナー」制度(49社)に、市内から唯一登録された同社。網野通社長は「水源地域にある会社として、森林保全へ貢献したい」との強い思いを話す。
現在、津久井の山間地では、水源森林保全の取組みの一環として間伐が行われる。これらは間伐材として、建築資材・家具などに有効利用されるが、原材料から製材の際に出された約7%は「おが屑」となり、その多くは廃棄物となっていた。
同社が取組むのは、循環型リサイクル社会への貢献事業。「おが屑」の水と油の吸着力に着目し『津久井おが子』と名付け、地域ブランドとなる商品を目指し取組む。同社は『おが子』を建築現場でのほこりとり、工場などの油やインクの吸着材、水分の吸収材、金属加工の後処理、駅や居酒屋での嘔吐物処理などでの利用を推奨する。「貴重な資源の有効利用が大切。我々の理念に賛同頂ける企業も増えていますが、さらに多くの方に利用頂ければ」と要望する。
さらに同社は、売り上げの一部を水源森林保全のために寄付している。「SDGsは、我々のような小規模事業者でも強い思いと理念があれば、どの企業でも出来る取組です。県も市も力を入れるこの取組みの先駆けとなって地域貢献が出来れば」と話した。
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