茨城県で9月に開かれた「第74回国民体育大会水泳競技大会」男子少年B200m個人メドレーなどで優勝した東橋本在住の小方颯(そう)さん(16)=日本大学高校1年=が11
月18日、同校水泳部顧問の新屋干城教諭と市役所を訪れ、鈴木英之教育長に結果を報告した。
相模原ドルフィンクラブで5歳頃から水泳を始めた小方さんは小学生の頃から才能を発揮。飛び級で選手コースに入り、実力を伸ばしていった。現在、高校で小方さんを指導する新屋教諭は、「中学1年の時に初めて彼を見てすごい選手だなと。抵抗が少なく、スムーズに流れるような泳ぎができていた」と小方さんを高く評価する。
国体では200m個人メドレーを連覇。神奈川県代表で出場した4×100mメドレーリレーと同フリーリレーはいずれも大会新記録での優勝に貢献した。小方さんの報告に鈴木教育長は「トップレベルの選手が市内にお住まいというのは市民の誇り。小方さんの姿を見て自分もやりたいと後に続く子どもたちが出るとうれしい」と述べた。
バタフライ・背泳ぎ・平泳ぎ・クロールの総合的な実力が問われる個人メドレー。小方さんは8月の高校総体でも200mと400mの2冠に輝いた。中でも400mを得意とする小方さんは、東京五輪代表選考に必要な派遣標準記録まで2秒強に迫る。しかし、代表になるには記録を突破したうえで上位2人に入らなければならず、厳しい戦いだ。小方さんは「前半のバタフライを上げればトップに付いていける。そこから持ち味の平泳ぎで追いついて接戦をものにしたい。そのために持久力をつけたい」と話し、「来年4月の日本選手権で標準記録を絶対に切って、東京五輪に行けたら」と語った。
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