(PR)
飛躍的に進歩するC型肝炎治療 まずは検査を 飲み薬だけの治療が主流に提供:アッヴィ合同会社
自覚症状がなく、長年感染していることに気づかない人も多いと推定されるC型肝炎。放置しておくと肝硬変、肝臓がんに進行する恐れがあるため、検査での早期発見が重要なポイントだ。「C型肝炎ウイルスは飲み薬で治療できるのでまずは検査を」と話す村田東先生に聞いた。
C型肝炎とは
C型肝炎とは、C型肝炎ウイルスが血液を介して肝臓の細胞に感染し、免疫反応で炎症が起き、肝臓が破壊される病気です。ウイルス感染に気づかずに、慢性的な炎症が続くようになると、肝硬変、肝がんへ進行する可能性があります。
黄疸がひどくなったり、腹水がたまったりという自覚症状は、肝硬変がかなり進んだ状態です。初期のC型肝炎では自覚症状はほとんどなく、一般的な健康診断の肝機能検査の指標でも異常値が出ないことが多いため、C型肝炎ウイルス検査を受けないと感染しているかどうか、わからない場合があります。
20年以上前に輸血やハリ治療、大きな手術をしたことがあるなど心当たりがある人は、積極的にC型肝炎ウイルスの検査を受けましょう。
飲み薬で治療できる時代に
2014年にC型肝炎の治療に飲み薬が登場してから、90%以上(※1)の割合でウイルスが排除できるようになりました。以前は注射薬が主流でしたが、今日では飲み薬による治療法が主流です。そのため、身体的にも大きな負担がなく、日常生活を送りながら最短で8週間、長い方でも12週間でウイルス除去が期待できるようになりました。
一度はウイルス検査を
治療が終わり、12週間と24週間後にウイルス量を測り、ウイルスの再燃がなければ治療成功と判断しています。ただ、ウイルス除去した後に肝がんが発生する例もあるので、最低でも1年に1回、継続して検査をすることをお勧めしています。
C型肝炎の検査を受けたいと思ったら、消化器内科がのぞましいですが、一般の内科でも受けられます。C型肝炎ウイルスが陽性と診断されたら消化器内科を紹介してもらい、ウイルス量や1型か2型かなどの検査をします。また、超音波やCTで肝硬変が進んでいないか、血液検査と画像検査も行います。肝硬変が進んでいる場合は、食道静脈瘤ができている可能性もあるので、内視鏡検査をする場合もあります。以前は肝硬変が進んでいるとC型肝炎の治療が難しいといわれていましたが、最近では飲み薬で治療が可能になってきています。
助成制度も充実専門医に相談を
C型肝炎治療には医療費の助成制度があります。申請が承認されるのに1〜2カ月かかることがあります。自己負担額は所得によって違いますが、月に1万円または2万円です。
医療費助成は消化器病専門医や肝臓専門医がいる病院であれば受けられます。また、受診を希望する病院が飲み薬での治療を行っているかは確認が必要になると思います。
相模原市では、家族または同居人にC型肝炎ウイルス感染者がいる人や、1994年以前にフィブリノゲン製剤の投与を受けた可能性がある人などを対象に、協力医療機関で無料のC型肝炎ウイルス検査を実施しています。詳しくは相模原市のホームぺージでご確認ください。
|
|
|
|
|
日本人1割が潜在患者「下肢静脈瘤」11月7日 |