日本高校野球連盟は6月10日、春の選抜大会に出場予定だった32校を甲子園に招待し、公式戦として1試合ずつ戦うことを発表した。日程は8月10〜12、15〜17日の6日間。招待を受けた相東海大相模高等学校(南区)では、大会開催については「ありがたい」としつつも、慎重に対応していくとしている。
同大会の招待は1チーム30人。北海道と東北以外の学校は公共交通機関を使わず、貸し切りバスで移動する。ベンチ入りメンバーは通常の18人から20人に増員。原則として無観客試合とするが、学校関係者の入場は感染状況の推移を見ながら検討する。抽選会は7月18日にオンラインで行う予定だ。同時期に行われる各都道府県の独自大会と重ならないように調整を進めるとしている。
喜びと戸惑いと
電話で取材に応じた土井崇司校長は「こういう大会が甲子園で開催されるということは非常にありがたいと思う。1ゲームだけだが、他の競技の選手たちも応援する気持ちになれる」と話した。
土井校長によれば、同部の門馬敬治監督は代替案で甲子園に出られることに喜んでいる一方、突然の決定に驚いていたという。対外試合の再開なども含め、生徒や保護者らと話をした上で、どのような対応をしていくか決めたいと慎重な姿勢を示した。
東海大相模は3月2日から休校。6月1日に始業式を行い、5日から分散登校を実施してきた。通常に近い形での登校になったのは15日からだ。野球部も選抜大会中止以降、全体練習は行っていない。寮生はオンライン環境の関係などで実家に戻っており、15日からようやく登校し始めたという。また、県のガイドラインに乗っ取り、対外試合も行っていない。
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