駐日ハンガリー特命全権大使のパラノビチ・ノルバートさんが交流促進のため13日、大使館関係者、神奈川ハンガリー経済友好協会(田邉利雄会長)と共に本村賢太郎市長を表敬訪問した。ハンガリーの政府関係者が市庁舎を訪れたのは今回が初めて。
相模原市からは本村市長をはじめ、下仲宏卓副市長、市国際化推進委員会の杉岡芳樹会長が出席。ハンガリーの音楽学校と交流を続けている相模原弥栄高校の伊原伸一郎校長、小川英子音楽科教諭、音楽科3年の小澤三葉さんと野村風和さんも同席した。
「ポテンシャル感じた」
日本とハンガリーは昨年、外交関係開設150周年を迎えた。そこでハンガリー側が宣伝活動や交流活動のために日本への訪問を検討していたところ、かねてから関係のあった神奈川ハンガリー経済友好協会が橋渡し役となり、相模原市への訪問する運びとなった。
ノルバート大使は表敬訪問の前に鳥居原ふれあいの館や、リニア中央新幹線新駅設置予定の橋本駅周辺、相模総合補給廠一部返還地の相模原駅周辺地区などを視察。そのことに触れ、「印象深いことが多く、よい一日となった。相模原市全体をみて、非常にポテンシャルを感じた」と高く評価した。
本村市長から記念品として津久井の伝統的な組紐でラッピングされた市内で生産した日本酒や箸が贈られると、ノルバート大使からはこけし人形、ハンガリーの代表的なスープである「グヤーシュ」のセット、ハンガリーが発祥で日本でも人気の高いルービックキューブを返礼品として手渡した。同席した相模原弥栄高校の小川さんと小澤さんも昨年研修旅行で訪れたハンガリーの思い出をつづった本をノルバート大使に渡すなどして交流を深めた。
本村市長は「相模原のまちづくりは今後も進んでいくので期待して欲しい。これから音楽、経済、文化などいろいろな面で連携していければ」とさらなる関係の強化に意欲を示した。
経済友好協会の田邉会長は「新型コロナウイルスの拡大が収まれば、ハンガリーの青少年を招いたサッカー大会や音楽大会の実施などの催しを前向きに進めたい」と話した。
ノルバート大使は表敬訪問後、JAXA相模原キャンパスを視察。施設内部の見学や、研究などについてJAXAスタッフから説明を受けた。
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