リニア中央新幹線計画を進めるJR東海は10月19日、車両の仕様策定に向け、既存車をさらにブラッシュアップさせた改良型試験車を山梨県の山梨リニア実験線で報道陣向けに公開した。
改良されたのは先頭車両1両と中間車両1両。車内の反射音を低減するため内装デザインを吸音素材や膜素材を活用したり、トンネルの多いリニアの車内空間を明るく見せるため白を基調とした直接照明を使用。座席も、背もたれの高さ・座面幅を拡大し、体圧を分散する新しいクッションを採用し、より快適な移動空間の創造に取り組んでいる。
同計画は2027年に品川〜名古屋間開業を予定していたが、静岡県が工事を反対していることで現在着工が遅れている。リニア誘致当初から中心で活動してきた、リニアのまち橋本を育てる会の真田勉会長は「どのくらい工期が遅れるのか公式発表がほしい。試験車もお披露目されたので、1日も早く開業し橋本に来てくれたら」と待ち遠しい胸中を話した。
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