神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

青根在住プロゴルファー 佐藤靖子さんが初優勝 国内ツアー 家族支え糧に

スポーツ

公開:2021年4月15日

  • X
  • LINE
  • hatena
家族の協力を糧に、初優勝を飾り喜びの声を話す佐藤靖子プロ
家族の協力を糧に、初優勝を飾り喜びの声を話す佐藤靖子プロ

 国内下部ステップ・アップ・ツアー「ラシンク・ニンジニア・RKBレディース」が3月23日・24日、福岡県の福岡カンツリー倶楽部和白コースで行われ、青根在住のプロゴルファー佐藤靖子さん(42=おもちゃ王国)が初優勝を飾った。佐藤プロの快挙に地元青根も祝福ムードに包まれ、「青根が生んだスター。ママになって、努力する姿をみてきたので嬉しい」と住民からは喜びの声があがっている。

 同大会は、国内女子プロ下部にあたるツアーの2021年初戦となる大会。今年は102人が出場した。初日、1打差2位で終えた佐藤さんは、最終日をトータル4アンダーで森岡紋加さんと並び、首位でホールアウト。プレーオフ(18番パー5繰り返し)では、1ホール目にバーディを奪った佐藤さんが初優勝を飾った。

青根の自然が起源

 青根小、青根中、城山高校と緑区内で育った佐藤さん。18歳でゴルフを本格的に始めると、20歳だった1999年にプロテストに一発合格した。その後、2003年「日本女子プロゴルフ選手権」4位、04年「プロミスレディス」3位など活躍してきたが、22年間の長いプロ生活の中で優勝は今回が初となった。「丈夫で体が強いのが強みの一つ。青根の豊かな自然が私を育ててくれた」と振り返る。

家族の支えに感謝

 結婚を経て2013年に長女のななみちゃんを出産した。以来、プロゴルファーとママの両立を続ける。子育てに家事に忙しい中、「時間の使い方がうまくなり、少ない時間でも効率的に練習をできるようになった」と笑う。出産後、競技をあきらめる選手が多い女子プロゴルフの世界で、長年続けて来られたのは「夫をはじめ、母親と夫の母親の協力があってここまでやってこれた。本当に家族に恵まれた」と感謝する。

 4月、小学2年生に進級したななみちゃんは、二本松の小学校から小中一貫校の「青和学園」に転校した。「母校の青根小・中が無くなり寂しい思いもあるが、母校だった青和学園に娘が転校するのは縁を感じる。今回の優勝も、誰よりも娘が一番喜んでくれた」と嬉しそうに話す。

地元青根も祝福

 佐藤さんの快挙に、地元青根も地域をあげて喜んでいる。コロナ禍で大きな祝賀会などは行えないが、騒動が落ち着いたら皆で今回の快挙をお祝いする予定。

 佐藤さんの父親と親交があり、高校のころから応援する青根振興協議会の関戸正文会長は「今回の優勝は、努力家であった父親譲りの彼女の努力の賜物。母親になっても結果を残せることを示すとともに、大きなタイトルを手にしたことは彼女の人生の励みにもなる。青根が生んだスポーツのスターなので、今後も地域で応援していきたい」と話した。
 

町田の小山田ゴルフガーデンで練習する
町田の小山田ゴルフガーデンで練習する

さがみはら緑区版のトップニュース最新6

「地道な活動の結果」

原爆被災者の会丸山会長

「地道な活動の結果」

被団協がノーベル平和賞

11月21日

冬の風物詩 イルミ開幕

さがみ湖MORIMORI

冬の風物詩 イルミ開幕

人気キャラとコラボ

11月21日

工事現場をエンタメ拠点に

橋本駅南口

工事現場をエンタメ拠点に

知事「行きたくなる駅に」

11月14日

「適正受診の啓発を」

医療懇話会

「適正受診の啓発を」

関係団体が市に要望

11月14日

(株)イノウエが最優秀賞

SDGsアワード

(株)イノウエが最優秀賞

1企業・4団体が受賞

11月7日

増収見込み過去最大

市25年度予算編成

増収見込み過去最大

市税収入80億円増

11月7日

あっとほーむデスク

  • 8月19日0:00更新 文化

  • 1月11日0:00更新

  • 9月21日0:00更新

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月21日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook