市は5月21日、子育て支援センターと児童相談所で2020年度に受け付けた児童虐待の相談状況を発表した。
虐待が疑われる児童は2689人で昨年度から6・5%(165人)増えた。種類別では、脅迫する・無視するなどの心理的虐待、食事を与えない・長時間放置するなどのネグレクト、殴る・蹴るなどの暴行を加える身体的虐待の割合が大部分を占めた。性的虐待も0・3%増加した。
年齢別では、乳幼児が最も多く、小学生、中学生と続いた。虐待者は実父母がほとんどだった。年齢と虐待者は昨年度と同様の傾向がみられた。
市によれば、相談の多くは近隣住民や家族親戚からのものだという。市は、「社会的に児童虐待への関心が高まっていることから、報告数が増えたと考えられる」との見解を示した。
加えて、コロナ禍の影響で家の中にいる時間が増えたことにより、親子トラブルに発展するケースも見られるようになったという。市は、「子育てのことを一人で抱え込まずに相談してほしい」とし、市内各区に1カ所ずつ設置している子育て支援センター(中央区はウェルネスさがみはらA館1階)への相談を呼びかけている。
詳細は市こども家庭課【電話】042・769・9811へ。
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