相模原市立公文書館(城山総合事務所第2別館3階)は、明治時代からの旧相模原町域の歴史的公文書を常設展示している。期間は9月29日(水)まで。開館時間は午前8時45分から午後5時。
今回の展示は、今年4月1日に市立博物館から公文書館に移管された歴史的公文書の一部を展示するもの。 同公文書は、旧相模原町を構成した相原村・大野村・大沢村・田名村・上溝町・麻溝村・新磯村の7町村のもの。1889年(明治22年)の町村制施行以降の行政文書が中心となっている。 村会(村政)、土地、勧業(産業)、衛生(厚生)、教育(学事)、社寺(宗教)、兵事(軍事)などの項目ごとに展示されている。 また、特徴的な事例として旧相原村の「電灯設置関係書」関連の資料や簿冊を展示し、明治末期の相原村における送電線の設置から1917年(大正6年) に橋本駅付近の電灯が点灯されるまでの経過が示されている。
これらの資料は1964年から1972年にかけてまとめられた「相模原市史」編さんのために収集された資料で、市史編さん後も、市立図書館古文書室で保管され、旧橋本出張所に残された旧町村文書などと併せ、1995年の市立博物館開館とともに市立博物館収蔵庫に収められていた。
市立公文書館では、昨年度より企画展期間以外でも来館者が歴史的公文書を閲覧できるよう、歴史的公文書を常設展示している。
問い合わせは、相模原市立公文書館【電話】042・783・8053、土日祝日は休館。
|
<PR>