さがみはら緑区 社会
公開日:2021.07.29
「まず一勝」 棋力磨き全国へ
シュタイナー学園・五十嵐(いからし)さん
名倉にあるシュタイナー学園中等部に通う五十嵐琉珂(るか)さん(14)が、8月2(月)から山形県で行われる「第42回全国中学生選抜将棋選手権大会(第23回女子の部)」に初出場する。
五十嵐さんは、今年5月に行われた同選手権の県予選で優勝を果たしている。将棋を始めたのは8歳の頃。近所のボランティアの人に教えてもらったのを機に、双子の弟・琉飛さんと対局を重ね、自宅のある八王子で羽生善治さんも通った「八王子将棋クラブ」でも腕を磨いた。
将棋の魅力について、「今までずっと負けていた相手に勝てたときが嬉しい」と少し考えてから話す五十嵐さん。父親の和則さんも、「一見物静かそうに見えるけど、うちに負けず嫌いな一面を持っている」と紹介する。
交流センターで経験積み
棋力向上のためにできるだけ多くの人と対局させたいと、同学園初等部の頃は与瀬にある相模湖交流センターにもよく通った。同センターでは月に1度「囲碁・将棋を楽しむ会」や定期的に大会などが行われており、初心者から熟練者まで幅広い愛好家たちが集う。同センタースタッフの河津康人さんは五十嵐さんのことを覚えており、「非常に筋が良く、どんどん強くなっていった。きっと兄弟間でも切磋琢磨しあったのではないか」と振り返る。
昨年1年間はコロナの影響で公式戦が開催されず、棋力の低下が不安の種だったという。研鑽のため、インターネット上でさまざまな相手と対局を重ねたが、やはり「目の前に人がいるのといないのでは違う」と残念がる。全国大会では、惜しくも全国行きが叶わなかった弟の分まで力を出し切りたいと話す五十嵐さん。「本番までに戦法を増やして、まずは一勝から」と初戦突破をめざす。
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