相模原市は東京2020オリンピック・パラリンピックのレガシーとして、市内の競技会場となった場所をはじめ、大会に関わりのある12カ所に「銘板」を設置。その除幕式が3月26日、串川地域センター(青山)で行われた。今後銘板は市内の学校教育やイベントの際などに利用され、シビックプライドの醸成などにつなげていく方針だ。
東京2020大会の感動や記憶が、夢や希望となって後世に引き継がれるようにという思いを込めて作られた銘板。全3種類あり、二本松公園をはじめとした区内8カ所のコース沿道に設置された「自転車ロードレース競技」、点火セレモニー会場となった橋本公園に設置された「聖火リレー」、中央・南・緑区の各一カ所と県立宮ヶ瀬湖カヌー場(清川村)のブラジル、カナダの選手たちが事前キャンプとして使用した施設に設置した「事前キャンプ」。
銘板にはそれぞれの場所に関連した出来事や写真などを掲載。28日以降順次設置される事前キャンプの銘板を除き、除幕式が起こなわれた3月26日に設置された。
「市民の誇りとなるように」
除幕式は自転車ロードレース競技コースの沿道にある、串川地域センター多目的ホールで開催され、本村賢太郎市長をはじめ関係者ら約50人が出席した。
同センターは大会中、東京2020組織委員会が神奈川ブランチ(大会運営本部)を設置し競技運営を行った場所。さらにオリンピックレガシーとして今後、毎年5月に開催する「ツアー・オブ・ジャパン」相模原ステージの周回コースとオリンピックコースが重なっていること、さらにオリンピック時に多くのボランティアを輩出するなど盛り上げの大きな力になったことなどで、同所での除幕式となった。
当日は、地域の子どもたちも招待され、大会のレガシー展示や大型スクリーンでのオリンピック自転車ロードレースの映像の放映などが行われた後、除幕された。
本村市長は、「アスリートたちの挑戦する姿は世界中の人々に勇気と希望を、そして『あきらめなければ夢は実現する』という信じることの大切さ、素晴らしさを届けてくれた」とし、「この歴史的な出来事の感動や記憶が、市民の誇りとなるよう繋げていきたい」と話した。
今後市は、銘板を通じて地域の魅力に触れ、マイクロツーリズムやサイクルツーリズムを推進し、シティプロモーションに繋げていく方向を示している。
|
<PR>
さがみはら緑区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|